新年早々、『上海証券報』と国家情報センター予測部は共同で「2008中国経済十大予測」のシリーズレポートを発表し、投資、外国貿易、消費・物価、省エネ・環境保護、財政、金融、産業、地域、大口商品、雇用の10の面で、体系的な分析・予測を行った。
このレポートは、今年の中国の政策環境、生産要素供給条件などの要因が、経済の安定的・急速な成長にプラスとなり、国内外の要素を総合的に考慮して、年間GDP伸び率は昨年の11.5%から10.8%にやや鈍化し、国民経済は加速的な成長から安定的な成長に転換すると予測している。年間消費者物価の上昇幅は約4.5%に低下し、昨年を約0.2%下回る。社会消費財小売額の実質伸び率は約12.5%で、基本的に昨年のレベルを維持する。
2008年の不動産市場については、今年の不動産市場の需給関係は曲り角に差し掛かり、住宅価格の急激な上昇の傾向は一応収まると見ている。
株式市場については、2008年はマクロ調整政策が全般的に強化され、通貨の過剰流動状況にはいくらか改善が見られ、資金プッシュ型資産価格上昇の力は弱まる見通し。A株市場では2007年の株価全面上昇の一幕が再演されることはありえないとしている。
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