ホーム>>経済>>視点 |
次の強気相場は3年後? 中国株式市場大予測 |
発信時間: 2008-06-26 | チャイナネット |
|
短期的市況は予測困難 2008年の6月2日から17日の間に、中国人民銀行(中央銀行)による預金準備率の引き上げ、国際原油価格の高騰、海外の株式市場の暴落、ベトナム金融不安といった市場へのマイナス要因が相次いで出現した。中国株式市場は初めて10営業日連続で終値が始値を下回る「十連陰」となり、上海総合指数は2800ポイントを割り込んだ。鳳凰衛視の経済番組「経済製高点」は22日、「中国株式市場暴落の原因」とする特集を放映し、株投資家の現在の心境と目下の株式市場の動向に焦点を当てるとともに、「バブル論」を持論とする著名な経済学者の謝国忠氏へのインタビューを行った。 ▽謝国忠氏について▽ 1960年、上海生まれ。1983年に上海同済大学路橋学部を卒業し、1987年に米マサチューセッツ工科大学工科大学院修士課程を修了し、1990年に同大経営大学院博士課程を修了した。1997年にモルガンスタンレーに入社し、アジア太平洋エリア担当のエコノミストとなった。2000年から2006年にかけて、経済誌「インスティテューショナル・インベスター」により、アジアの最優秀経済学者に選出された。現在は在野の経済学者および金融投資顧問として、株式投資クラブを主催している。 ▽謝国忠氏インタビュー▽ ――大陸部のA株市場は過去2週間続けて大幅に下落し、現在は総合指数が2800ポイントを割り込んでいる。多くの投資家が、いつ底を打つのかということに関心を寄せている。 中国市場は弱気市場に入ったと思う。これは単純な弱気市場ではなく、バブル崩壊が引き起こした弱気市場であり、そのため短期的には市場をしっかりと支えるのが難しい。 ――2750ポイントの株収益率や純資産倍率はおよそどのくらいの水準か。 中国の資産に対する純資産倍率は正確でないが、およそ3倍前後になるだろう。3.5倍以上という見方もある。現在、世界の同比率は2.2倍だ。中国のこれまでの利益を計算すると純資産倍率は17~18倍になる。世界の株収益率は15倍に達しない。 ――指数は昨年の最高6100ポイントから現在の2500ポイントに下がった。A株はいつから弱気市場に入ったのか。 実際には昨年12月から弱気市場になり、5カ月余り続いている。一般的に弱気市場が続く期間は2年間ほどなので、現在の弱気市場はまだしばらく続くものとみられる。 |
|