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次の強気相場は3年後? 中国株式市場大予測
発信時間: 2008-06-26 | チャイナネット

証監会・市場の関係変化を

――政府の政策を振り返ると、昨年の取引印紙税引き上げであれ、今年の印紙税引き下げであれ、政策シグナルがとりわけ成功したとはいえないことが明らかだ。

――こうした政策シグナルの不成功は、市場や投資家にどんな影響を与えるか。

中国の株式市場は国の介入度が高いが、これらの政策は効果を挙げることもあり、効果が限定的なものにとどまることもある。よって中国政府はこれまでの政策を転換させる必要があるし、(そうでなければ)大きな問題点が発生するのは時間の問題だと考える。問題点はすでに噴出している。なぜならこのたびのバブルに巻き込まれた人の数は前例がないほど多いからだ。過去数回の株式市場のバブルでは巻き込まれた人の数は比較的少なかったが、今回はこのうえなく多い。

――今回の市場の大きな浮き沈みを経て、政府は問題の重要性を認識したと思うか。政策変更の必要性を感じたと思うか。

中国政府は現在、多くの官僚や社会各界の人から意見を聞いていると思われる。中国は年内に一連の有利な政策を打ち出して、株式市場の長期的発展の可能性が維持されるよう奨励するものと考える。

最も重要なことは監督管理機関と市場との関係だ。審査許可制から登録制への以降は、市場化に向けた重要な第一歩だ。審査許可制は担当官僚の裁量に任せることに他ならず、非常に危険なやり方だ。中国証券監督管理委員会(証監会)は企業を設立することはできないし、証監会の関係者も企業を設立することはできない。仲介機関や司法機関を通さなければ設立は認められない。証監会と株式市場との関係が変わらなければ、中国株式市場は永遠に発展しない。

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