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経済改革の重い一筆―人民元レート改革の3年間
発信時間: 2008-07-21 | チャイナネット

今後の改革は「任重くして道遠し」

年初以来、米国の低所得者向け(サブプライム)住宅ローンの焦げ付き問題の影響や主要国の通貨政策などの影響を受けて、世界経済の伸びが鈍化し、国際金融市場が変動し、主要通貨のレートや国際エネルギー・穀物価格の情勢が、国際流動資本の動向や規模に大きな影響を与えたということは明らかだ。

  複雑なグローバル経済の変動と過酷な挑戦は、人民元レート改革、特に人民元の上昇を注目すべきレベルにまで押し上げてもいる。

  現在の国際投機資本の流入加速により、マクロ調整が多くの新たな挑戦にさらされるようになったとの見方がある。

  人民元上昇が繊維製品を代表とする一部の輸出産業に厳しい挑戦をもたらしており、経済の大きな落ち込みを阻止する必要があるとの見方もある。

  また、人民元レートの反動圧力を警戒し、金融リスクを予防する必要があるとの見方もある。

  経済学者の左小蕾氏は多くの経済学者と同様、「現在、中国の貿易黒字の増加ペースは下降気味で、このことはマクロ調整が目標に向かって発展しており、国際収支の基本的バランスを促進するのにも有利であることを示している。米ドル情勢の変化は流動資本の転換リスクをもたらすが、適切に応対すれば潜在的リスクを解消することができる。中国は国際ホットマネーの衝撃に対応できる能力を完全に備えている」との見方を示す。注目すべきは、年初以来、中国はレート改革の面で関連政策のさらなる改善を進めており、人民元レートの弾力性が一層高まり、双方向の変動の特徴がより明瞭になってきたということだ。

  外貨管理部門も数年来、短期的投資を行う国際流動資本の問題を非常に重視しており、国境を越えた資本の流入・流出に対する監督管理の強化、国際収支状況の改善、経済・金融の安全に向けたニーズの確保、経済・金融の安定的発展の促進などの必要性を強調している。

「チャイナネット」2008年7月21日

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