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森稔社長が語る「上海環球金融中心」の裏事情
発信時間: 2008-09-09 | チャイナネット
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 実際の状況をみると、これまでにSWFCに正式に入居した企業は9社で、日系企業が大半を占める。三井住友銀行上海支店やみずほ証券上海代表機関、日綜(上海)投資コンサルティング公司なども含まれる。

 ある日系企業関係者は「大部分の日系企業はSWFCを『応援』している。これは日本企業のプロジェクトで、運営担当部門が賃料を割り引いてくれるかもしれないとの観測が、SWFCの全体的な人気を押し上げている」と話す。だがすべての日系金融企業がSWFCへの入居を検討しているわけではない。現在、陸家嘴匯亜大厦に入居する三菱東京UFJ銀行上海支店の関係者は「中国経済週刊」の取材に応えて「SWFCは私たちの顧客ではあるが、私たちの責任者はSWFCへのオフィス移転計画はないことを明確にしている」と述べた。

 浩生董事長は同「週刊」に対し「SWFCの命名では主に金融方面の顧客を想定したが、グローバル金融環境の悪化といった各種の原因により、一部の機関は賃貸計画を縮小した。だが私たちは非金融機関もSWFCに強い興味を抱いていると信じる」と述べた。
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