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上海のある現地メディアによると、同市の韓正市長はこのほど行われた下半期経済活動に関する会議で「ビルは現代型サービス業と『総部経済』(本部・中心としての経済活動)の発展の重要なプラットフォームだ。現在、上海市のオフィスビルは量的バランスが取れているが、ハイレベルのビジネスビル、特にA級オフィスビルは供給不足で、賃料が上昇しており、現代型サービス業プロジェクトの導入や多国籍企業の本部設立に影響が出ている。
ある業界関係者によると、同市政府は上海が今後国際金融センターになれるかどうか、サービス業企業の本部が集まる拠点になれるかどうか、オフィスビルの賃料といった一連のコスト要因を検討し、規範化を進めている。
陸家嘴金融貿易エリアでは、今後7年間に再び40万平方メートル級のプロジェクトが進められる見込みだ。SWFCと隣り合う高層ビル・上海中心がそれで、高さは632メートル、建築面積は55万8800平方メートルに達し、2013年の完成が予定される。香港の不動産大手・新鴻基地産(サンフンカイ・プロパティーズ。証券コード00016、香港)が同エリアで開発する「国際金融中心」は09年の完成見込みで、将来は森ビル株式会社のプロジェクト・匯豊大厦の命名企業・匯豊銀行(HSBC)の4面のオフィスビルにとって変わる可能性もある。このほか竹園商業貿易区、陸家嘴ソフトウエアパークの建設も、陸家嘴エリアのA級オフィスビル不足を緩和するものと見込まれる。
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