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急ピッチで進む北京の地下鉄網整備
発信時間: 2009-02-27 | チャイナネット

10号線・国貿駅

10号線の地下公共空間は「メトロ・フロンティア(都市最前線)」がテーマである。

乳白色を基調に、黒・白・灰の3色を効果的に使用している。壁の墨竹のレリーフも白。駅のホール全体がアーチ型の天井で、そのためか駅のホームが広く明るく見える。通路からホームまで歩いて行くと壁に埋め込まれた液晶画面が人の歩きに合わせて動くのもまた面白い。

5号線・天壇東門駅

天壇東門駅は、有名な天壇公園に近い。ということで天壇祈年殿のアーチ型造形を模している。地下通路の天井は、8個の凹形の円形覆いが一列に並び、明かりが円の真ん中とその周りに灯る。それぞれの円の中心は9個の方形の黒い大理石の床石に対応している。

つまり「天円地方」(天は丸く、地は四角)という中国の伝統文化を表したものである。

しかも外壁に使用しているのは昔のレンガを模した灰色レンガで、天壇の壁の材質と色に極めて近い。

5号線・雍和宮駅



有名なチベット仏教寺院―雍和宮に隣接している。駅の中はこのため古を模した、真っ赤な柱といった設計がかなりある。また、地上の文物遺跡の保護のために、下り線を上り線より5メートル深く掘った。上下線ホームの間を階段で結び、手すりをつけた。階段は大理石で、手すりは中国の伝統的な竜や牡丹などの彫刻をした大理石よりもすこしきめの粗い「漢白玉」を使っている。

5号線・北苑路北駅、立水橋南駅

5号線の恵新西街南口駅から北に行くと5号線の列車は地面に顔を出す。その後の6駅のホームはすべて地上駅になっている。そのうち北苑路北駅は、カイコの「マユ」をかたどっている。半透明の幾何模様の屋根はきらきらと光り見事である。立水橋南駅は、鋼材を違った弧度で組み合わせて、抽象的に中国の竜を表している。

空港快速線・東直門駅

2008年7月19日に北京空港快速線が正式に開通した


東直門駅は全部で四層からなる。総建築面積は7.8万平米。おそらくアジア最大の立体交通センターと言えるだろう。地下鉄、空港快速線、バス、タクシー、自転車と好きな交通手段を選ぶことができる。

空港快速線への乗り換え所は、赤い壁に巨大な凧と瑞雲が描かれ、「飛翔」をテーマにしている。

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