地下鉄新時代――様変わりする北京
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首都北部の住宅密集地・天通苑を通る、地下鉄5号線 |
2007年以降、5号線、8号線、10号線、空港快速線が相次いで開通し、利用客は全路線を合わせると1日360万人、週末はさらに多く400万人以上に達する。このほかにも、6本の地下鉄が企画中もしくは工事中で、北京の「地下鉄網」はいよいよ充実し大いに期待ができる。変わったところでは香港鉄路有限公司が投資し30年間の運営権を得ている4号線があるが、2009年9月に開通する見通しである。このように北京の地下鉄はますます発展、拡大している。
1号線のような古い地下鉄と比べれば、北京の新しい地下鉄は明るくて作りがしっかりしていて、どの駅にも風格とテーマがあり、その中を行き来する人々と同じように個性を求めている。
新しい地下鉄は騒音も少なく、揺れも小さく、冷暖房があり、乗客の背の高さに合わせて手すりがあり、ホームに透明の防護板がつくなど、安全面にも配慮した人に優しい作りになっている。日本の地下鉄とは異なり、各駅に安全検査システムが設けられている。また、北京の地下鉄には商店やレストランといった「ひと休み」する場がなく、まるで地下を通る自動車道路のようで、乗客を満載してたえず流れている感がある。
「人民中国インターネット版」より2009年2月27日
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