張莉司長は、「繊維工業は国民経済の伝統的な基幹産業と重要な民生産業で、国際競争において優位にある産業でもあり、市場の繁栄、輸出拡大、就業確保、農民収入の増加、都市化発展の促進などの面において重要な役割を果たしていることが、『繊維工業調整・振興計画』で明確にされている」と協調する。この位置づけは各界の認識で、就業や農民優遇政策の支援における繊維工業の立場を強固なものとし、産業発展の自信を高め、企業の発展環境を改善することができる。
『繊維工業調整・振興計画』にははっきりした目標があり、繊維工業の構造調整を推進している。今年1~7月、浙江を代表とする東部の5省・市の繊維産業の固定資産投資は6%減少した。湖北、河南など中部5省の固定資産投資は21%増加し、産業移転の加速が目立った。
張莉司長は次のように述べる。国内経済の安定した回復傾向は明確となっているが、まだ基礎は固められておらず、繊維工業は依然として4つの厳しい情勢に直面している。まず、輸出の減少が繊維工業の成長の最大の妨げとなっていること。2つ目は国内販売の増加余地が限られていること。3つ目は原料供給と価格に不確実性が存在すること。4つ目は一部の低水準の重複建設が生産能力の過剰を深刻化させていることである。
「チャイナネット」 2009年10月29日
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