ホーム>>経済>>視点 |
中国の金融危機対策に見られる5つの反省点(1) |
発信時間: 2009-11-17 | チャイナネット |
|
反省点その3 革新能力の向上に重視すべき 昨年の輸出は60%増、今年は現時点で30%増となり、製品の研究開発とレベルアップを絶えず行っているおかげで、広東易事特電源股份有限公司は逆境を乗り越えることができた。 「早いうちから準備をしていたので、危機を恐れていなかった。企業は革新、技術、ブランドに頼ってこそリスクを食い止めることができる」と、同社の何思模会長は話す。 企業の角度から言うと、易事特の経験は特殊なケースではない。国の角度から言うと、科学技術革新への重視と努力は経済の安定した回復を実現する重要な要素である。 中国は1年間で16件の重点科学技術プロジェクトを開始し、200億元の企業の技術改造資金を投下し、「創業板(新興企業向け市場)」の設立を支援してきた。 金融危機に直面する中、中国のハイテク産業、ハイテクパークはリスク防止能力を発揮し、平均10~20%の伸びを維持している。新エネルギー、情報ネットワーク、新材料、生命科学などの戦略的新興産業も大きな進展を遂げた。 「設立されたばかりの創業板は科学技術の発展、科学技術の産業化にとって重要大な意味を持っている。創業板がこの時期に設立されたことで、われわれは中国の今後の発展にしっかりした科学技術の基礎を模索しなければならないことが示された」と、中国社会科学院の李揚副院長は分析する。 世界の毎回の大きな危機で、科学技術の新たな飛躍がもたらされ、その上、産業革命が推進し、新興産業が生み出される。世界各国は新たな経済成長のけん引役を探し求め、今後の競争において優位に立とうと努めている。1日も早く近代化を進めようと努力している中国は、長期的な分野で経済・科学技術の優位に立つことで、革新駆動、内的成長の軌道にいち早く乗ることができる。 「チャイナネット」 2009年11月17日 |
|