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西部大開発 計画から実現まで |
発信時間: 2009-12-02 | チャイナネット |
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象徴的な1コマ:バイクに乗り携帯電話をかける牧畜民 ————西部大開発戦略はスタートからちょうど10年を迎えますが、当初の予想に到達しましたか。 当時、第10次5カ年計画の目標は、5~10年で段階的かつ重点的に、西部のインフラと自然環境整備に力を注ぎ、飛躍的な進展を遂げることでした。今、この10年を振り返ってみて、飛躍的な進展を収めたのは確かです。 インフラ面で、西部地域の大交通ネットワークは基本的に整備されました。水利施設は大幅に改善しました。送電網、西気東輸(西部地域の天然ガスを東部沿岸地域に輸送する)パイプラインはゼロからの出発でしたが整備が進みました。通信面の進展を、皆さんはより深く実感しているのではないでしょうか。チベットを旅行しても、他の地域にいるのと同じように携帯電話をかけることができます。放牧地域の牧畜民がバイクに乗りながら携帯電話をかけている様子は、象徴的な1コマと言えるでしょう。これは道路が開通し、携帯電話信号が西部地域全体をカバーするようになった状況を示しているのです。成都のインターネット使用率は北京に引けを取りません。人々はインターネットの利用、株売買、サッカー談義、マイカー旅行に夢中です。こうしたことは以前想像することができませんでしたが、今ではインフラが改善したため、西部と東部地域や世界との距離が縮まりました。 自然環境整備の面でも、変化を目にし、実感することができます。以前、延安は荒れ山ばかりでしたが、今では春夏秋の3つの季節には緑が一面に広がっています。 戦略スタート当時掲げた目標を着実に達成し、飛躍的な進展を確実に遂げた点から、計画は実現したと言えます。 もちろん、民族調和の面でいくつか問題が出ている地域もあります。以前、私たちの計画は経済・社会の発展により大きな重点を置いていましたが、その後次第に政治と文化の発展を重視する必要性が高まりました。これは徐々に改善を進めるプロセスなのです。これはまた、私たちが目標を設定する際、全面的な発展を目指せば、過度に高い水準を求めることができない実態を示しています。 持続可能な発展を遂げる美しい西部を後世に残す ————中国西部地域は将来どのように発展していくのでしょうか。 現在、西部地域は中国全体と同様、新たな情勢に直面しています。過去10年間、私たちはインフラと自然環境を改善し、いくつかの面で飛躍的な進展を収めました。今後10年間は、人民の立場を最も重視する「以人為本」の方針を一層強め、全面的な調和、持続可能な発展を目指していきます。経済発展は必要ですが、社会事業もこれに伴わなければなりません。資源開発は必要ですが、これにより人民も利益を得るべきです。政治の安定、文化の繁栄も必要です。 私たちは持続可能な発展を遂げる美しい西部を後世に残さなければいけないのです。 (インタビュー終了後、寧吉喆氏は慌しく立ち去った。廊下に出ると、同僚と別の業務の処理に執りかかっていた。同氏のデスクに積み上げられた様々な書類や本の中には、西部開発計画政策集と退耕還林関連の原稿もあった) 「チャイナネット」 2009年12月2日 |
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