ホーム>>経済>>視点 |
「中国経済の来年の成長率は8.8%」国連報告書 |
発信時間: 2009-12-04 | チャイナネット |
|
国際連合(国連)は米国時間の2日に発表した報告書「世界経済情勢および展望2010」の第1章で次のような見方を示した。グローバル経済は国際金融危機から抜け出しつつあり、2010年には経済成長率は2.4%に回復する。発展途上国はグローバル経済成長の主要な原動力であり、中国の成長率は8.8%に達するとみられる。グローバル経済の復興の土台はまだ十分でなく、2番底を迎える可能性も排除できない。「国際金融報」が伝えた。 国連は同報告書で次のような見方を示した。 グローバル経済の復興は、世界規模で行われた政府主導の各種経済刺激措置に負うところが大きい。 アジアはグローバル経済復興の「発動機」であり、来年のアジアの経済成長率は5.3%に達する見込みだ。今年はわずか1.9%だった。来年の中国経済の成長率は8.8%、インドは6.5%に達するとみられる。 日本と欧州連合(EU)加盟国は来年の経済成長ペースがやや弱まって成長率は1%を下回り、米国は成長率が2.1%に達する見込みだ。 グローバル経済は復興に向かい始めたが、復興ぶりはなおアンバランスで不安定だ。 以下の2つのリスクを軽視すれば、グローバル経済が2番底を迎える可能性も出てくる。一つは、経済刺激プランをあまりに早くやめてしまうことだ。消費、個人投資、雇用などの分野で力強い復興ぶりがみられるまでは、経済刺激措置を手放してはならない。もう一つは、米国の拡大を続ける赤字と増加を続ける対外債務が米ドルのハードランディングをもたらし、金融の新たな不安定状態をもたらす可能性があることだ。 同報告の作成者の一人である国連経済社会局(UNDESA)グローバル経済モニタリングセンターの洪平凡主任は「われわれが主に強調するのは、2010年上半期には引き続き、グローバル経済のマクロ政策の重心を経済成長の刺激に置くべきだということだ。当然ながら下半期には、経済復興が確固としたものになるのに伴い、各国の経済政策には一連の転換が生じ、一連の刺激政策を徐々に、秩序をもってやめることが可能になる」と話す。 「人民網日本語版」2009年12月4日 |
|