世界ブランドラボラトリー(World Brand Lab)による2009年度(第6回)世界ブランドランキング・ベスト500が発表され、中国大陸部では今年新たに4ブランド加わり、計18ブランドが選ばれた。うち中央電視台(CCTV)、中国移動(China Mobile)、工商銀行(ICBC)、国家電網(State Grid)はいずれもベスト100に入った。中国新聞網が伝えた。
World Executive Groupは8日(米国時間の7日)ニューヨークで、マイクロソフトがハーバード大学を抜いて昨年の7位からトップに踊り出たことを発表した。コカ・コーラは今年も2位で、3位はインターネットの巨頭、グーグルだった。今年新たにランクインした中国のブランドは、人民日報、中国電信、青島ビール、華為技術。
ベスト500に入った国は28カ国、米国が首位で昨年よりも2ブランド減って241ブランド、2位はフランスの46ブランド、3位は日本の40ブランドだった。このほかにランク入りしたブランドが多かった国は英国(39)、ドイツ(24)、スイス(22)、中国(18)、イタリア(11)、オランダ(10)、スウェーデン(8)。ベスト500のブランドは52業界に及び、ブランド数が最も多かったのはメディア業界の37ブランド、次に食品や飲料、自動車、部品、小売業などの消費品が多かった。
このほか、100年以上の歴史を誇るブランドが「老舗」と定義され、今年のランキングには「100歳」以上の老舗が220ブランド選ばれた。また、ベスト500の平均年齢は99.6歳だった。中国の「老舗」は106歳の青島ビールのみ。「最高齢」は913年の歴史を誇るオックスフォード大学、それに800年の歴史を誇るケンブリッジ大学と、623年の歴史を誇るハイデルベルク大学が続いた。
今年で6年連続となる世界ブランドランキング・ベスト500はブランドの世界的影響力、すなわち市場シェア、ブランドの信頼度、グローバル・リーダーシップといった3項目によって審査が行われる。
「人民網日本語版」2009年12月9日 |