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中国、石油の対外依存度が警戒レベル超える
発信時間: 2010-01-20 | チャイナネット

 

中国、石油の対外依存度が警戒レベル超える

国家発展改革委員会の張暁強副主任

中国税関総署のデータによると、2009年の中国の原油の対外依存度は、国際的な警戒レベルである50%を初めて超え、52%前後となる見通しであることがわかった。

国家発展改革委員会の張暁強副主任は、北京で開かれた第1回中国経済年次総会で、「昨年の中国の原油輸入量は2億400万トンで、前年比約14%増となり、中国の石油消費の輸入依存度は52%に達した」と述べた。

また張暁強氏は次のように明かしている。国家発展改革委員会の統計によると、2009年の非金融企業海外投資プロジェクトの中国側投資額は490億ドルに達し、中でもエネルギーや資源製造業への投資は多く、全体の約83%を占めた。

海外企業の買収は中国企業の対外投資の主な手段で、中国側投資額の約61%を占め、2008年より36ポイント上昇した。これにより中国企業も海外投資の経験を積み重ねている。統計によると、2008~2009年の大・中規模鉱業の対外投資では、平均で9件の投資協議のうち8件の協議が成立している。

張暁強氏は、向こう数年、中国のエネルギー消費は増加し続け、資源やエネルギー、ハイテク、先進製造業は2010年の中国企業による対外投資の主な分野になると予想する。

「チャイナネット」 2010年1月20日

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