ポスト危機時代の経済発展が、2010年の中国の政策決定において大いに注目すべき問題の1つであることは、すでに疑う余地のないものとなっている。温家宝総理は先般、世界経済はポスト危機時代に入っており、新しい成長周期を迎える可能性があるとの考えを示した。温総理はまた、「引き続き戦略的チャンスであるこの時期に、経済回復の良好な流れをより強固なものにする必要がある。マクロ経済政策の一貫性と安定性を維持すると同時に、新情況下の変化に応じ、政策の柔軟性と方向性を高めるべきだ」と述べた。
これらから、「連続性、安定性、方向性、柔軟性」、「構造調整」、「モデル転換の促進」などは、2010年の中国のマクロ経済政策のキーワードとなっていることがわかる。
そのほか、中央政治局会議では、都市部と農村部の発展の格差是正の強化、農業・農村発展の基礎の強化、科学•教育立国戦略と人材強国戦略の実施、文化建設の強化、民生の保障と改善への注力、社会の調和と進歩の促進、「十一・五(2006~2010年)」計画の各任務の遂行などが提起された。
したがって、三農(農業、農村、農民)問題、教育問題、文化建設、民生の改善などは、2010年の中国政府の施政方針において引き続きキーワードとなることは間違いない。
「チャイナネット」 2010年2月23日
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