新中国60年来の人民元の変遷

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発信時間: 2010-06-25 18:41:26 | チャイナネット | 編集者にメールを送る

▽1987年

人民銀は第4期の人民元を発行した。

▽1991年4月9日

1990年代の初期に、人民元は非常に高く見積もられ、輸出企業の損害が深刻だった。中国は人民元の公定レートに対して管理された変動為替相場制へ移行し始めた。国は人民元の公定レートを、適時、適切に、融通をきかせて、柔軟に調整し、上へも下へも調整して、それまでの段階を追って大幅にレートを調整するというやりかたを改め、人民元レートは公定レートと市場の実勢レート(いわゆる外貨調整価格)とが併存する多重レート制度が導入されることになった。

▽1994年1月

国は人民元レートの一本化を実施した。人民元の対米ドルレートは1ドル=8.70元に設定された。同時に外貨収支の指導性計画を廃止し、外貨の留保と上納を廃止し、銀行の外貨決済・外貨販売制度を実施し、国内における外貨の決済や流通を禁止し、銀行間外貨取引市場をうち立て、レート形成メカニズムを改革した。一本化の後に中国がうち立てたのは、市場の需給を基礎とする、単一で管理された変動相場制だ。

▽1994年4月

外国為替取引センター(外匯交易中心)が上海で設立され、銀行間外貨取引に対して責任を負うこととなった。

▽1996年4月

国は若干の経常項目における非貿易・非営利取引での外貨両替の制限を撤廃した。7月には私的目的での両替の制限を撤廃し、外貨の提供範囲を拡大し、外貨の提供基準を引き上げ、基準を超えた外貨購入は国家外匯管理局の審査を経なければ行えなくなった。外商投資企業も全国統一の外貨銀行決済システムに組み込まれることとなり、経常項目における外貨両替の制限が撤廃された。

▽1996年11月27日

人民銀行は国際通貨基金(IMF)に正式な書簡を送り、中国では人民元の経常項目における両替が可能であり、今後は資本移転を目的とした経常的な国際取引の支払いと移転に対して制限を設けず、差別的な通貨計画や多重為替相場制度を実施しない、との方針を明らかにした。だがこの時期に中国は資本項目に引き続き制限を込めていた。国は金融危機により資本が国外に流れることをおそれて、資本流出に対する制限を非常に厳格にしたのだ。

▽1999年

第5期の人民元を発行した。

【特集】人民元レート形成メカニズム改革

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