国際連合貿易開発会議(UNCTAD)は8日に発表した「「世界投資見通し概観2010-2012」の中で、今年は世界の資本状況が回復傾向をみせて増加し、前途は明るいとの見方を示した。
同概観によると、世界の対外直接投資のフローは今年は1兆2千億ドル、11年は1兆3千億ドルから1兆5千億ドル、12年はさらに1兆6千億-2兆ドルに達するとみられ、中でも力強い回復が予想される国境を越えた合併買収(M&A)が成長の推進力の中心になるとみられる。
世界で最も吸引力のある投資先15カ国・地域のうち、発展途上国とモデル転換を進める経済体が9カ所に上る。中国はトップ15カ国・地域中のトップで、多国籍企業の投資候補先の筆頭だ。現在、廈門(アモイ)で開催中の第2回世界投資フォーラムに出席しているUNCTAD投資企業部のチャン暁寧部長は、同概観の主な内容を次のように説明した。