経済・社会発展の青写真を描く「十二・五」期の主要目標
「十二・五」期間は小康社会(ややゆとりのある社会)を全面的に構築する重要な時期である。五中全会は、向こう5年の経済・社会の発展に対し明確な位置づけを行った。
五中全会は今後の発展動向と条件を総合的に考慮し、向こう5年の経済・社会の発展について以下の目標を打ち出した。
経済の比較的速い発展と経済構造の戦略的調整で重大な進展をはかり、都市・農村部住民の所得を全面的かつ早急に増やし、社会建設を強化し、改革開放を絶えず深化させ、中国の経済発展モデルの転換で実質的な進展をはかり、国力、国際競争力、リスク受容能力を総合的に高め、国民の物質・文化生活を大幅に改善し、小康社会の全面的な構築の基礎をより強固なものにする。
「これは持続可能な発展の全面的な協調に関する長期計画で、党がしっかり捉える重要な戦略的チャンスの時期における行動原則でもある。目標がはっきりしており、前進を促す」と、国家行政学院の朱国仁教授は話す。