発展改革委員会は3日、西部大開発の「第12次5カ年計画(十二五2011-2015年)」策定業務がこのほど本格的にスタートしたことを明らかにした。インフラ、生態環境建設、特有の優位産業の発展、技術革新人材の開発、社会事業の発展、地域開発、改革開放といった重要事項に対する具体計画が練られる。上海証券報が伝えた。
▽エネルギー基地建設を他に先駆けスタート
国内でもエネルギー資源が最も豊富な西部地区の将来的な発展は当然、エネルギーの発展なくして語れない。西部地区には今後10年で、国家の重要なエネルギー基地、資源加工基地、設備製造業基地、戦略的新興産業基地が建設される計画だ。
国家エネルギー局が中心となって制定した「十二五」のエネルギー計画では、西部地区のエネルギー基地の位置づけがより詳細に説明された。「十二五」以降、山西、オルドス盆地、西南部、内蒙古(モンゴル)、新疆に5つの総合エネルギー基地を建設し、2030年までに西部の総合エネルギー基地が一次エネルギー供給の新規増加に占める割合を85%に高め、中国の1次エネルギーの基本的な枠組みと構造を形づくるというものだ。