「人民日報」海外版と「中国青年報」が伝えたところによると、雑誌「中国海関(税関)」はこのほど税関総署がまとめた統計データに基づき、「2010年中国対外貿易企業上位200社ランキング」を発表した。データによると、2010年の中国対外貿易は上昇傾向を保ち、通年の輸出入総額は2兆9727億6千万ドルで前年比34.7%増加し、3兆ドルに迫った。輸出企業上位200社入りの輸出額のボーダーラインは08年の6億1千万ドルから10年は6億4千万ドルに上昇して、上昇幅は5.7%となった。輸入企業上位200社入りの輸入額のボーダーラインは7億ドルから8億2千万ドルに上昇して、上昇幅は18%に達した。
▽中・西部が力強い動き
2010年には中部・西部地区の企業の輸出入総額が2449億4千万ドルに達して、前年比44.4%増加し、東部地区の企業の平均増加率を10.7ポイント上回った。中国の対外貿易全体に占める割合は09年の7.7%から8.2%に上昇し、中・西部地区の大手対外貿易企業が上位200社ランキングに占める「版図」も目立って拡大している。
▽外資系企業が主体に
ランキングからわかることは、企業の類型別分布が10年間あまり変わっていないことだ。外資系企業が一貫して200社の中の主力であり、その勢力を不断に拡大させている。01年の輸出上位200社のうち、外資系企業は100社に上り、その後はさらに増加して、09年は153社、10年は152社となった。民間企業は長期にわたって1けた台にとどまり、10年に初めて2けたに上って13社となったが、依然としてその勢力は弱い。