▽加工貿易が主役に
ランク入りした外資系企業の中心は加工貿易型の企業で、上位3社にもこのタイプの企業が並んだ。広東省東莞市の東莞市対外加工装配服務公司と同深セン市の深セン市宝安外経発展有限公司はいずれも加工貿易の代理企業だ。また加工貿易型企業には輸出入の規模が大きいという特徴があることから、輸出上位200社の上位3社は輸入上位200社の上位3社でもある可能性がある。最盛期の鴻富錦精密工業(深セン)有限公司(深セン市)などがその例だ。
同誌の分析によると、輸出上位200社のうち、外資系企業と加工貿易型企業が中心であることから、世界の生産拠点という中国の位置づけがはっきりとうかがえ、また加工貿易が中国が国際分業システムに参与する場合の重要なルートであることがわかる。これと同時に、中国の自主製造の輸出製品は競争力の向上が待たれること、強い国際競争力を真に備えた国内企業が依然として不足していること、中国の製造業にはさらに努力が必要であることもはっきりとうかがえるという。
「人民網日本語版」2011年5月5日