中国の経済成長に伴い、資本による投資は能力による投資と言う新たな段階に進んだ。ボストン・コンサルティング・グループ(BCG)は今日、北京でBCG中国企業戦略執行力発展センターを設立し、『10兆ドルの挑戦:中国企業の競争力を育て、世界一流の生産力を達成する』事に関する報告書を発表した。報告書では、今後10年の中国企業の発展に関する考えを打ち出し、どのように世界一の力をつけ、世界市場のトップ企業との競争に打ち勝つか示されていた。
BCG世界CEOであるハンス・ポール・バーグナー氏は、「能力の育成に関する保証は、世界各地の優れた企業の決定的な差である」と指摘し、「過去の経験から分かるように、企業がシステム化された環境のなかで、適切に指導者を育て、管理を行い、管理システムと人材が戦略的な目標を達成できれば、長期に渡って成長し発展することができる」と述べた。
また、バーグナー氏は更に、「中国は今丁度、転換期にある。企業と経済全体のスタート段階は既に終わっており、次のステップでの発展には能力が鍵となる」と述べ、この課題が中国にとってどれほど重要であるかを説明した。