高職高専の各分野のうち、卒業後半年時点での収入が最も高いのは資源開発・測量で、月収は2586元だった。次は材料・エネルギー分野で月収は2432元。最も低いのは医薬衛生分野で月収は1713元だった。より細かい分類だと、航空機の客室乗務員の分野で学んだ卒業生が卒業後半年時点の収入が最も高く、月収は3844元に達して、全国の高職高専の平均月収の2142元を大きく上回った。
同青書によると、2007年の卒業生で北京市、上海市、広州市の3都市で就職した人のうち、3年後に3都市から離れて別の地域で再就職した人は22.2%に上る。卒業後半年時点の月収が2千元以下の低所得層は3都市を離れる割合が最も高く、22%に達した。卒業後半年時点の月収が9千元を超える所得層も3都市を離れる割合が高く、20.9%に達した。
同青書の指摘によると、2010年の大学・高職高専卒業生のうち34%が卒業から半年以内に離職しており、大学生では24%、高職高専生では44%に達した。主な原因は実際の仕事と仕事に対して期待していたこととのズレにあると考えられる。2007年の大学卒業生で3年間転職していない人の場合、最高月収は5436元だった。卒業後3年以内には転職を繰り返せば繰り返すほど月収は低くなる。ある専門家は、頻繁な転職は卒業生のこれからの職業生活の発展にマイナスだと警告する。
「人民網日本語版」2011年6月11日