中国国家統計局が14日発表した統計によると、今年1~5月の中国の不動産開発投資額は1兆8737億元で、前年同期比34.6%増加した。うち、住宅投資額は1兆3290億元で37.8%増。また、5月の全国不動産開発景気指数は103.20で2~4月の数値を上回り、中国の不動産開発投資が高水準を維持していることが示された。
ある業界関係者によると、関連機関のデータで、1~5月の全国128都市の土地譲渡金額は前年同期比5%減、うち、住宅の土地譲渡金額は14%減となっている。ここから、1~5月の全国不動産開発投資の土地購入における増加は少なく、保障性住宅や既存プロジェクトの開発で投資が増加したと推測できる。
これについて、北京中原地産の張大偉氏は、不動産市場で投資が急増しているのは一部地域の保障性住宅の建設においてで、そのほかに一部の二級都市、三級都市は厳しい調整策を実施していないため、不動産開発が今も盛んに行われていると分析する。