写真:京劇役者に扮したモデル ASEAN国際モーターショーにて
中国国内の自動車市場が低迷を続ける今、自動車メーカーはどのように新しいビジネスチャンスを獲得したらよいだろうか。中国ASEAN博覧会秘書処の専門家は、急速な発展を遂げるASEANの自動車市場を重要な新規開拓地だと分析している。人民日報海外版が伝えた。
タイ、ベトナム、インドネシア、ミャンマーなどASEAN諸国では、工事用輸送車両、乗用車、バス、商用車などに対する需要が大きい。またこれらの国々は中国の自動車製品に好感を抱いているため、中国自動車販売の新たな突破口となりうる。ASEAN自動車市場を開拓するなら、今が好機だ。
フォードは、ASEAN市場の自動車需要が2014年には300万台に達し、伸び率は76%を超えるとみている。自動車購買力の比較的高いタイやマレーシア、インドネシアなどだけでなく、自動車産業が発展途上のベトナムやラオス、カンボジアなどもまた巨大な市場を有しているとみられ、これらの国々への輸出量は増加し続けている。ベトナム税関総局のデータによれば、ベトナムは2011年1潤オ4月、前年同期比63%増となる2万1406台の自動車を輸入し、輸入総額は同72%増の3億9200億元に上ったという。