中国自動車業界、ASEANへ本格進出

中国自動車業界、ASEANへ本格進出。

タグ: 中国自動車

発信時間: 2011-07-04 17:22:36 | チャイナネット | 編集者にメールを送る

ベトナムでは、大型の豪華観光バスや中型バス、小都市での利用に適するマイクロバスが自動車市場の新たな拡大ポイントとなっている。鄭州のバス製造会社・宇通客車の海外市場部責任者は「ベトナムでは毎年、大中型バスの需要が6000台前後ある。これは私たちにとって、潜在市場のひとつといえる数字だ」と述べている。ミャンマーなどASEAN諸国の家庭用乗用車の需要は高まり始めたところだが、同国に乗用車の生産工場がないことから、自動車市場はこれまで中古車が主だった。奇瑞国際汽車ASEAN地区総経理の孟涛氏は、「ミャンマーの経済状況が好転するにつれ、ミャンマー経済は急速な発展段階に入るとみられる。そのため自動車市場は巨大な潜在力を秘めており、中国の自動車業界にとっては大きなチャンスのひとつと言える」と語る。

中国自動車製品は数十年の発展を経て、品質や性能を大幅に向上させた。一部の商品の品質は、ドイツやアメリカ、日本に匹敵しながらも、価格面では大幅に下回ることから、ASEANの消費者への訴求力は高い。

東風柳州汽車(東風柳汽)は、中国国内自動車メーカーによるASEAN開拓の縮図と言える。同社は現在ベトナム、ミャンマー、フィリピン、インドネシアに40の営業拠点を持ち、33のサービスセンタと25の部品センターを有する。2010年1-11月の間に、ミャンマーへはワゴン車の「風行菱智」を200台、ベトナムへは商用車を600台以上販売した。フィリピン、インドネシア、ミャンマーでは好評で、総売り上げは2000万米ドル以上に上っている。

業界関係者は中国の自動車メーカーに対し、オリジナルブランドの国際競争力を伸ばし、研究開発能力とアフターサービス網を強化する一方で、新製品と新技術を絶えず開発し、製品の国際適応力を強化するよう提言している。

「人民網日本語版」2011年7月4日

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