海爾集団(ハイアール)は7月29日、日本の三洋電機株式会社の日本と東南アジア地域における洗濯機・冷蔵庫などの白物家電事業を買収すると発表した。
東南アジアを拠点に世界進出を目指す
業界内では、今回の買収はハイアールが日本と東南アジア市場に参入する基盤になると見られている。買収額は明かされていないが、約100 億円に上るとの報道もある。
家電業専門家の羅清啓氏は取材に対し、「現在の世界の白物家電企業はヨーロッパ、日韓、中国の3地域に分かれている。世界の白物家電の供給、製造から卸売り、消費の全てのサプライチェーンはハイアールが展開していくことになる。これは恐らく、今後の世界の白物家電産業の構造調整の基本的な原動力になるだろう」と話した。
日本の家電企業は赤字計上