「高速鉄道の安全的な運営を確保するのが先決だ」。鉄道部の盛光祖部長は先般開かれた高速鉄道の安全運営に関する座談会でこのように強調した。
注目を集めている中国高速鉄道建設の「減速」問題には、鉄道部関係者の正面からの回答はない。盛光祖部長は、「十二・五(2011~2015年)計画」の既定目標の実現はゆるぎないものだというに留まっている。
業界筋が明らかにしたところによると、鉄道部の今年上半期の実質鉄道建設投資額は目標に達していない。
これまで一部に現れた工期の短縮、前倒し開通という状況を踏まえた鉄道部の「任意の建設工期短縮を禁止」という要求は、必然的に高速鉄道建設や資金投下のペースを緩めさせることになろう。