オイルショックは中国で起こりうるか

オイルショックは中国で起こりうるか。

タグ: 中国オイルショック

発信時間: 2011-08-09 17:13:10 | チャイナネット | 編集者にメールを送る

米国と比較して、中国の石油消費量は増加を続けている。米国の消費量はほぼピークに達したが、中国のピークはまだ計り知れない。これらを背景とし、中国の石油対外依存度の上昇は、中国のエネルギー安全を脅かすものとなる。中国はこれまで発展を続け、そして今後も長期に渡り発展していくだろう。これを受け、エネルギー(石油を含む)の大量消費という特徴が生まれている。

中国の石油が不足しているならば、海外市場から調達すればよいと言う人もいるだろう。それは確かにその通りで、中国も現在そのようにして対応している。1993年以前、中国の石油需要は自給自足を実現できていたが、中国はその後、石油の大量輸入を開始することになる。中国全土の石油輸入量は、2010年に前年比17.4%増の2億3900万トンに達した。また石油の対外依存度は、前年比2.7ポイント増の53.8%に達した。

1970年代に発生した世界的なオイルショックにより、米国の大量の自動車が運転不可となり、トラックの運転手が失業するという事態が起きた。当時の中国は、経済発展の初期段階にあり、また政治的に閉鎖された環境であったため、オイルショックによる影響は深刻でなかった。しかし現在はかつてと異なり、中国はすでに世界最大のエネルギー消費国となった。近年、中国の自動車工業、一般庶民の自動車消費の爆発的増加に伴い、「工業と経済の血液」と称される石油の需要が高まっている。

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