中国民用航空局の夏興華副局長は13日、取材に答え、「通常のフライトスケジュールにおいて、航空管制部門は、離陸が2時間以上遅延している航空便の離陸を優先的に手配し、乗客が搭乗し航空機のドアを閉めてから30分以内の離陸を確保しなければならない」と述べた。新京報が伝えた。
▽2時間以上の遅延便は優先的に離陸
民用航空局はこのほど、「航空便遅延是正特別会議紀要」及び「航空便遅延時の乗客に向けたより良い医療サービス実施に関する通知」を出し、その中で、2時間以上遅延している便は優先的に離陸させ、乗客が搭乗し、航空機のドアを閉めてから30分以内に離陸することを明示した。
民用航空局はまた、航空管制部門による航空交通規制(フロー・コントロール)が1時間を超える場合、地区の航空管制局又は航空管制分局の指導者から認可を得なければならず、2時間を超える場合は、民用航空局・航空管制局運行管理センターに報告して認可を受け、且つその情報をただちに一般公開しなければならないと規定した。
夏副局長は、「大規模な遅延が発生した場合、航空管制部門はできるだけ早く復旧計画などを提出し、積極的に軍と協調を図って臨時空域と臨時航路を開放し、航空会社の運航制御部門とともにリアルタイムでフライト状況をモニタリングしなければならない。民用航空局の航空管制局及び各地区の航空管制局・分局はそれぞれ対応マニュアルを完備した」と述べた。