最近、閉幕した2011国際レアアース年次会合で、レアアースの価格高騰と今後の世界供給について各代表による熱弁が交わされた。彼らによれば、近い将来、中国は世界のレアアース主要供給国としての役割から離れ、世界は徐々に平均化された多元化供給時代に入るだろうとみている。
長い間、世界のレアアース需要の90%以上は中国の供給に頼っていた。業界のひどい競争や無計画な採掘、分離加工における不適正な環境保護基準などの問題で中国のレアアース業界は低迷した。価格は落ち込み、外国が次々と自国の鉱山を停止し、中国で大量に安価な資源を購入し始めた。
2005年初、中国が輸出制限を始め、業界を整理調整し、強制力のある計画管理など一貫性のある調整措置をとったところ、レアアース市場は全面的に回復し、価格も高騰した。