国際通貨基金(IMF)国際通貨金融委員会(IMFC)第24回閣僚級会合が24日、米国の首都ワシントンで開催された。会合では、グローバル経済と金融市場の発展情勢や政策的課題、IMFの改革などが主な議題となった。中国からは中国人民銀行(中央銀行)の周小川行長(総裁)と易綱副行長(副総裁)が出席した。中国新聞網が伝えた。
周行長は発言の中で次のように指摘した。
前回の会合以来、世界経済の復興情勢は明らかに弱体化し、経済運営の低下リスクが強まっており、グローバルな協力の強化が急務だ。主要先進国は明瞭で信頼するに足る中期的な調整戦略を早急に打ち出し、市場の信頼感を獲得し、保護貿易主義を制止しなければならない。新興市場と発展途上国は引き続き構造調整を行い、経済成長の持続可能性を高めなければならない。IMFはグローバル経済が直面する主な問題点をしっかりとつかまえ、関連各方面に着実で実行可能な政策を提案し、グローバル経済・金融の安定性を維持しなくてはならない。