また周行長は中国の経済情勢を紹介する中で次のように述べた。
年初以来、中国経済は引き続き安定的で急速な発展傾向を維持しており、これまでのような政策による後押しを受けた急成長から自主的な成長への転換を秩序をもって進めている。貿易のバランスは改善され、通年の経常収支の黒字の対国内総生産(GDP)比はよりはっきりと低下することが予想される。現在から今後一定の期間にかけて、中国経済には力強い成長の動力が存在するとみられるが、短期的には急速な物価上昇や資本の大量流入といった課題に直面することが予想される。中国政府は今後、マクロ経済政策の方向性、強度、リズムをより一層しっかりと把握し、経済の安定的で急速な発展の維持、経済構造の調整、インフレ観測の管理という3点間の関係を適切に処理し、物価水準の基本的な安定を維持し、経済に大きな変動が生じることを防ぐ方針だ。
「人民網日本語版」2011年9月26日