中国水利部の矯勇副部長は12日の記者会見で、「十二・五(第12次五カ年計画期、2006‐2010年)」期間における水利部門の発展目標を発表した。主な発展目標は次のとおり。
(1)全国の洪水と干ばつによる年平均経済損失額の対GDP比をそれぞれ0.7%、1.1%以下に引き下げる。
(2)給水量を約400億立方メートル増やし、農村部における飲用水の問題を解決する。
(3)全国のGDP1万元あたりの用水量および工業付加価値額1万元あたりの用水量をそれぞれ30%減少させる。
そのほか、発展目標には、農業用灌漑用水の有効利用係数を0.53まで引き上げることや、主要「水功能区(保護、開発利用すべき水域)」の水質目標達成率を60%まで引き上げること、水土流出地域の整備面積を25万平方キロメートル増やすことなどが盛り込まれた。