崩壊の危機に直面するレアアース産業チェーン

崩壊の危機に直面するレアアース産業チェーン。 中国の大手レアアース(希土類)企業、包頭鋼鉄は19日、レアアースの製錬・分離作業を1ヶ月停止すると発表した。包頭鋼鉄は「市場の安定と需給バランスの調整」が目的だとしている…

タグ: 中国レアアース

発信時間: 2011-10-26 11:38:11 | チャイナネット | 編集者にメールを送る

今年に入ってから、レアアース価格は高騰と暴落を経験した。ネオジム磁石に使用されるプラセオジムの価格を例にとってみると、今年初め、1トンあたりの価格は28万元だったが、5月には約7倍の168万元にまで高騰。そのほか、酸化ジスプロシウムも1キロ1400元が、約10倍の14542元にまで高騰した。

しかし、6月に入って、事態は一変。プラセオジムの価格はピークを境に107万元にまで下落、酸化ジスプロシウムも1キロ9250元となった。

「レアアース価格の下落とバイヤーによる安売りは序章にすぎない」長年レアアース業界を研究する専門家はこのように述べた。

同専門家は記者に対し、「レアアース王国である江西省カン州と内モンゴルの貿易業者は、ほとんどが借金をして買い占めを行った。しかし、その貿易業者はレアアース業界のリスクを感じ取り、借金返済のためにレアアースの安売りに走っている」と述べた。

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