崩壊の危機に直面するレアアース産業チェーン

崩壊の危機に直面するレアアース産業チェーン。 中国の大手レアアース(希土類)企業、包頭鋼鉄は19日、レアアースの製錬・分離作業を1ヶ月停止すると発表した。包頭鋼鉄は「市場の安定と需給バランスの調整」が目的だとしている…

タグ: 中国レアアース

発信時間: 2011-10-26 11:38:11 | チャイナネット | 編集者にメールを送る

価格が暴落したもう一つの原因は、価格が暴落したあと、川下企業がコスト圧力をうけ、需要が著しく縮小したことだ。

省エネインバーターエアコンを例にとると、原材料価格高騰の影響を受け、永磁材料のの価格が5倍以上となり、生産コストが10%~15%上昇した。しかし、エアコンの価格を引き上げるわけにもいかず、利益が大幅に減少した。

「美的、格力など大手エアコンメーカーは原材料の見直しを行った。ある情報によると、格力は1.5P以下のエアコンにはネオジム磁石を使わないことにした」同専門家はこのように述べた。

実際、レアアースと永磁材料価格の高騰は、一部の新興産業に影響を及ぼしている。

科学院のある研究者は記者に対し、「良好な運営状態を保っていた瀋陽の省エネ永磁電機工業パークが、レアアース原材料の高騰により、危機に見舞われた」と明らかにした。「このような状況が続けば、中国の電機業界は成長しなくなる。少なくとも、省エネ電機分野に関しては、対策を考えなければならない」同研究者はこのように話した。

「中国網日本語版(チャイナネット)」 2011年10月26日

 

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