トラブル続きの多国籍企業 中国の対応はより冷静に

トラブル続きの多国籍企業 中国の対応はより冷静に。

タグ: 中国多国籍企業

発信時間: 2011-10-26 17:05:09 | チャイナネット | 編集者にメールを送る

これまでずっと中国で崇拝されてきた欧米ブランドが、最近にわかに「トラブル続きの秋」を迎えている。グッチの従業員虐待事件、シーメンスの冷蔵庫事件、ウォルマートのブタ肉事件など、枚挙にいとまがない。「国際先駆導報」が伝えた。

欧米ブランドも不思議がっていると考えられる。これまでずっと忘れっぽく、欧米ブランドをすぐに放免してくれていた中国の消費者が、なぜ今のように厳しくなったのか。もうごまかしは利かないのか、と。中国の消費者はこれまで「欧米崇拝」だったが、今はそうではない。

問題ある多国籍企業の行いは、いってみれば目新しいものではない。たとえばウォルマートは、中国市場で罰を受けてはまた罪を犯し、罪を犯してはまた罰を受け、たびたび罰を受けても行いを改めず、先進国での「善良な企業市民」的イメージとは大きくかけ離れたことをしてきた。

実際、多国籍企業が中国市場でしっかり責任を取らないケースはしばしばみられる。中国社会科学院(社会科学アカデミー)が発表した2010年版「企業の社会的責任青書」によると、2010年の外資系企業の社会的責任指数は8.1ポイントで、中国の民間企業の13.9ポイントや国有企業の28.9ポイントを大幅に下回った。

だが旧態依然とした多国籍企業の姿勢が、規範化の進む中国市場に釣り合わないものとなってきた。消費者が欧米ブランドに改善を求めるケースもしばしば発生している。

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