日本白物家電産業の穏やかな転身

日本白物家電産業の穏やかな転身。 著名な経済誌『東洋経済』に在籍する自称「中国通」の編集者は「実は、中国に買収される日本企業というのは、もう日本市場でやっていけない企業だ。しかし、これらの企業が持つ技術や市場ネットワークはまだまだ中国企業を上回っている。中国企業が買っているのは技術と市場、そして管理システムだ」と話す…

タグ: 白物家電 日本 三洋電機 産業構造 中国の家電記者 

発信時間: 2011-10-30 10:16:06 | チャイナネット | 編集者にメールを送る

依然として大市場を持つ中国の白物家電

中国社会科学院世界経済所の研究者、李毅氏は記者に対し、白物家電はこの数十年来、成熟したコモディティ商品となっていると分析する。1990年代に日本は、すでに白物家電などの製造業は労働集約型産業にふさわしい地域で生産、販売するようになっている。しかし李毅氏は、中国の白物家電市場は飽和した先進国と比べて市場が大きいと指摘する。都市住民の平均消費額のレベルは高く、農村部では市場開拓が始まったばかりだ。白物家電に対する実需要と潜在需要は共に大きい。中国の広大な農村を満足させるために、家電需要は当分続くと考えるのが妥当だろう。

ヨーロッパの家電産業の中でとりわけ際立つドイツでも、同様に中国や韓国といったアジア諸国との競争にさらされている。しかし現在のところ、ドイツの高付加価値な白物家電は依然として世界の先頭に立っている。ドイツ国際経済研究センターの研究者であるロバート・ブットナー氏は、未来の白物家電市場で最も重視されるのは省エネとインテリジェンス機能の統一だと述べる。これこそが、中国白物家電企業が「M&A」後に新しい問題として浮上するであろう課題だ。

 

「中国網日本語版(チャイナネット)」2011年10月30日

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