ラガルド氏:「中国はさらに金融緩和を進める必要がある。」
李稲葵:「一時的な緩和は中国にも世界にも不利。」
11月9日、国際金融フォーラムが北京で開かれた。国際通貨基金(IMF)の専務理事に就任後初めて中国を訪れたラガルド氏は、中国の金融政策について、中国の経済学者たちと激論を展開した。
ラガルド氏は、「インフレがうまくコントロールできている時や外部リスクが多いときは、緊縮政策を見送るべきだ。しかし、世界の経済環境が悪化した場合には、財政金融政策の方向をただちに変更し、経済活動を活性化させる措置を採らなければならない。中国は過度に引き締まった金融政策をさらに緩和すべきである。また、不動産業の立て直しや輸出・投資牽引型経済から消費主導型経済への移行など、経済成長モデルを調整する必要もある。より安定した通貨の構築も必要だ」と述べた。