人民日報紙はこのほど、現在の中国経済情勢について、中国国家発展改革委員会マクロ経済研究院の王一鳴副院長を取材した。
記者:中国経済は30年間の高度成長を実現し、年間平均成長率は10%に達した。この原動力は、改革による長期的に制約されていた生産力の解放、中国の安価な人件費等とされている。これまでの30年間と比較して、中国の経済発展内外環境に、いかなる変化が生じたのか。中国経済は高度成長の奇跡を継続できるのか。
王一鳴:高度成長を実現したその他の国家と同様、中国は30数年間の高度成長を経て、平均国民所得が中等収入段階に突入すると、潜在的な成長率が下方修正され、経済成長率が鈍化した。しかしこれは緩やかな変化であった。
中国が比較的高度な経済成長を実現する上で、以下の有利な条件がある。