気候変動に関する国際協力は、西側主導で進める人類共通の行動の重要な試みであり、その失敗は温室効果ガス削減の割り当て失敗だけでなく、人類の平和の割り当ての責任と利益の失敗でもある。今後、力の野蛮な使用が新たに台頭し、交渉の吸引力が益々弱まる可能性がある。
西側は根気を失っており、「沸点」は予想より低いだろう。その理由は、西側中心主義が直面している試練が西側諸国の政治信念の焦りと不安につながり、そうした感情のはけ口が今後必要になってくるからだ。
中国は西側を刺激しないように気を使いつつ、国力の拡大は怠るべきではない。西側の「失態」は今後多くが中国に向けられるだろう。後退には出口はない。より大きな力とより多くの資源を使ってバランスを取るほかない。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2011年12月14日