市場リサーチ機構のデータによると、三洋の主力製品であるテレビ製品は、中国の1、2級市場で売上ランキング上位10位から外れており、パナソニックのテレビ製品を下回ったほどだ。三洋電機の100%子会社、三洋電子(東莞)有限公司は、三洋テレビ事業の主運営を行っている。公式サイトの商標の変更に続き、テレビ製品もパナソニックの商標に変更されるのではという疑問について、三洋電子(東莞)は関連の通知を受けていないと回答した。
三洋電機の中国における合弁会社の合肥三洋は、洗濯機事業の主運営を行っているが、投資家による株売却が相次いでいる。先週水曜日より、合肥三洋の株価は6取引日連続で下落し、累積下落率が17%に達し、市場価値が8億9000万元(約107億円)低下した。合肥三洋はこのほど対策を取り、自主ブランドの冷蔵庫を発売し、美的電器に栄事達(Royalstar)ブランドの返還を求めている。
「人民網日本語版」2011年12月15日