世界一の虚実:「メイドインチャイナ」の実力

世界一の虚実:「メイドインチャイナ」の実力。 2011年初のデータによると、2010年の中国製造業における生産総額はアメリカを上回り世界一となった。アメリカの研究機関HISの推計では、2010年における世界の製造業の生産総額は10兆ドル…

タグ: メイドインチャイナ 世界一 中国製造業 新日鐵 米国製造業 人件費 R&D

発信時間: 2011-12-28 13:54:25 | チャイナネット | 編集者にメールを送る

「メイドインチャイナ」の得失

中国現代国際関係研究院の研究員、江涌氏は、「メイドインチャイナ」の大きな成功の背景には、驚くべき代価が横たわっているという。イギリス、アメリカ、日本が「世界の工場」を担っていた時代、彼らは基本的に国際分業の主導権を掌握しており、国際資源を安く仕入れていた。

「メイドインUSA」と「メイドインジャパン」は1バレル数ドルで安い石油が仕入れられたからこそ成立したのだ。しかし「メイドインチャイナ」の時代は1バレルが数十ドルから百数十ドルであり、高い石油価格が常態なのである。

現在、「メイドインチャイナ」が必要とする生産環境と、核心となる技術は、両者とも立ち遅れており、設備のレベルも低い。鋼鉄、有色金属、石油化工、電力、炭鉱、建材などの15業種の技術レベルは、国際的に見て5~10年遅れている。

 

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