世界一の虚実:「メイドインチャイナ」の実力

世界一の虚実:「メイドインチャイナ」の実力。 2011年初のデータによると、2010年の中国製造業における生産総額はアメリカを上回り世界一となった。アメリカの研究機関HISの推計では、2010年における世界の製造業の生産総額は10兆ドル…

タグ: メイドインチャイナ 世界一 中国製造業 新日鐵 米国製造業 人件費 R&D

発信時間: 2011-12-28 13:54:25 | チャイナネット | 編集者にメールを送る

業種によっては20~30年遅れている。たとえば中国の鋼鉄生産量は世界一だというが、国際レベルの設備は全体の15~20%に過ぎない。宝鋼、鞍鋼、首鋼、武鋼の四大企業グループ売上総額をすべて合わせても、新日鐵の63%に過ぎないのだ。

「メイドインチャイナ」の得失は、グローバル経済の構造から観察すると、中米関係に留まらないものであることが分かる。中国人民大学経済学院教授の賈根良氏は、金融危機が人々に意識させたものは、世界経済はグローバル企業の手中にあり、彼らは「両天秤を掛ける」手法で、ほとんどの利益を手にしていることだ。

つまり、グローバル企業は「売り手の独占」という手法でエンドユーザー市場における競争を排除する一方、生産者市場では「買い手の独占」を構築し、発展途上国の労働市場における生産品を安く抑えている。

 

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