中国経済についての5つのうそ

中国経済についての5つのうそ。

タグ: 中国経済

発信時間: 2011-12-28 17:51:18 | チャイナネット | 編集者にメールを送る

うそその5:世界貿易機関(WTO)に加盟して10年になる中国は最大の受益者になりながら加盟時の承諾事項を履行していない

中国がWTO加盟から10年を迎えると、多くの西側メディアがこのような妄言を伝え広めた。中国は最大の受益者であり、この「利益」はWTOルールに違反し、加盟時の承諾事項を履行しないことによって獲得されたものだというのだ。中国の見方は、中国は利益を得た、世界も利益を得た、相互利益であるというもので、多くのデータがこうした見方を裏付けている。欧州連合(EU)がまとめたデータによると、この10年で中国の輸出規模は5.9倍に拡大し、輸入は5.7倍に拡大したという。米国であれ、EU諸国であれ、対中輸出は倍々成長を遂げている。アフリカや東南アジアの発達が遅れた地域の国にとっても、中国は貿易黒字の主な由来国となっている。

中国はWTO加盟時の承諾事項はすべて履行し終えたと宣言しており、WTOが唱道する非差別的、透明、平等な競争といった基本的な原則は中国の法律法規や関連制度の中に浸透したとしている。また中国は今後さらに関税を引き下げ、市場の開放を拡大する方針だ。だが西側諸国は、中国はWTOルールの隙間を縫って利益を得ているという。わかりやすくいえば、西側諸国のこのような見方はいずれも中国の経済発展が急速でありすぎることにより引き起こされた災難だ。10年前のWTO加盟交渉時には、中国経済がこれほどの規模やペースで発展すると予見できた人はいなかった。米中経済安全保障調査委員会のマイケル・ヴェーゼルさんは、中国はWTO加盟時に「できるだけ早期に」政府調達合意に調印することを承諾したが、10年後の今もなおあらゆる口実を設けて(調印を遅らせて)いると指摘し、米国側は過去数年間に何度、さまざまな場面で中国の市場経済国としての地位を早急に承認することを「承諾」してきただろうか、今もそうではないかと残念がる。

新しい年がまもなくスタートする。現在の情勢をふまえると、グローバル経済の前途は依然として楽観を許すものではなく、状況はより複雑になる可能性がある。西側先進諸国には他国を際限なく攻撃するより、もっと自分自身を振り返ることが必要であり、建設的な姿勢でグローバル経済救済の列に加わることが必要だ。

「人民網日本語版」2011年12月28日

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