28日、中国商務部の情報によると、旧正月の旧暦除夜から正月初六まで(1月22日~28日)、中国の重点の小売・飲食企業の売上高は4700億元に達し、昨年の同期比で16.2%増加した。
各地の商業・貿易企業は春節という売り上げが望めるチャンスを狙い、各種のセールやイベントを行った。広西チワン族自治区、河北、陝西、遼寧、甘粛、新疆ウイグル自治区など地域の売上高は同時期より2割以上増えた。休暇期間中、市場の消費状況にはブランド、ファッション、個性化などの特徴がみられ、また冬ものアパレル、春節用の食品、金銀・真珠・宝石、デジタル家電などが全面的によく売れた。商務部の小売企業の重点観測データによると、アパレル、金銀・真珠・宝石、食品の売上高は同時期よりそれぞれ18.7%、16.4%、16.2%も増加した。
また、「年夜飯」(団圓飯ともいう、年越しの夜に食べるごちそう)は春節期間中の飲食業界で最も重要な部分である。天津市、陝西、遼寧、山東、安徽などの地域の飲食業界の売上は同時期より16.4%~30.2%増加した。廟・寺の縁日、民俗文化展覧会、読書、映画鑑賞などが文化消費として一般市民が春節で人気の余暇の過ごし方だった。
「中国網日本語版(チャイナネット)」 2012年1月29日