一国のエネルギー戦略において、石油の戦略的備蓄量は大きな要となる。現在、アメリカと日本の戦略的石油備蓄量は約150日分に達し、ドイツも100日分に達する。
2010年1月17日、中国国家エネルギー局の張国宝局長は第1回中国経済年次総会において、中国は石油の戦略的備蓄プロジェクトの第1期工程を既に成し遂げ、備蓄量は約1400万トンに達したと発表した。イギリス・ロイター通信によると、この備蓄量は中国の石油輸入量の約10数日分に相当する。更に中国国内の石油企業の商用石油備蓄量約21日分を合わせると、中国の戦略的石油備蓄量は約30日分の輸入量に相当する。