他山の石
石油備蓄体制の整備において、中国は欧米諸国や日本などを参考にすることができる。日本とアメリカの備蓄体制に共通しているのは、民間の石油会社や事業団が大きな役割を担っている点だ。
日本の政策はより柔軟性に富み、当初、石油の備蓄を始めたのは民間の会社である。国家は、民間会社の石油備蓄を財政面で支援し、民間の石油備蓄量は国家の約半分を占める。これらの政策を参考にした中国は現在、石油備蓄体制を国家の戦略的石油備蓄、地方政府の石油備蓄、国有石油会社の備蓄と中小の石油会社の備蓄の4段階に分けている。
石油の備蓄体制は国よって様々で、革新的な策も講じられており、中国が参考にできるものも多い。