中国・日本・米国 それぞれの戦略的石油備蓄体制は?

中国・日本・米国 それぞれの戦略的石油備蓄体制は?。 一国のエネルギー戦略において、石油の戦略的備蓄量は大きな要となる。現在、アメリカと日本の戦略的石油備蓄量は約150日分に達す。石油備蓄体制の整備において、中国は欧米諸国や日本などを参考にすることができる。日本とアメリカの備蓄体制に共通しているのは…

タグ: 石油輸入 備蓄体制 日本 中国 石油自給能力

発信時間: 2012-01-30 09:48:52 | チャイナネット | 編集者にメールを送る

アメリカ・エネルギー省(DOE:Department of Energy)は、石油の原産地近くのテキサス州、ルイジアナ州、メキシコ湾沿岸に4ヶ所の好条件な備蓄ポイントを見つけ、そこに無数にある巨大な岩塩ドームを戦略的石油の備蓄基地にしている。

岩塩ドームは地熱と地圧で石油が沈殿、固形化することなく、長期間保存できる「天然の石油タンク」であり、直径は数百メートル、深さは約3000メートルに達する。軍事的観点からも岩塩ドームは安全であり、ドームの上部と下部の温度差が内部の原油の連続的な対流を促し、科学的観点からも石油備蓄に適しているのだ。

日本の場合は、備蓄方法が多様化しており、地下岩盤備蓄タンクや海上に係留したタンカーへの備蓄、また海上に建設された数隻の貯蔵船からなる巨大な備蓄基地も存在する。フランスの場合は、石油を国外で備蓄している。韓国にいたっては海底のトンネルの中に石油を備蓄しているという。

 

「中国網日本語版(チャイナネット)」2012年1月30日

 

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