ある統計によると、中国の企業商標の少なくとも15%が海外で他者・他社により登録されているという。国の商標管理部門がまとめた統計によれば、中国の商標が海外で登録されるケースは毎年100件を超えるという。
他者・他社に商標を登録されてしまうと、高い代償を払って買い戻すか、新たに別の商標を考えなくてはならない。青島海信集団は2005年、6年間にわたる交渉を経てシーメンスがドイツで登録した「HiSence」の商標を150万ユーロ(約5400万円)で買い戻した。騰仁公司のドメインが海外の個人に登録された時は、100万ドルという高値で買い戻しすることになった。また聯想はブランド名「Legend」が複数の国で登録されていたため、03年4月、20年以上の歳月にわたって育ててきたLegendブランドに泣く泣く別れを告げ、「Lenovo」ブランドを使用するようになった。